まずは発音を気にしない

世界の言葉には様々な音があります。日本語と英語を比べてみると、特に印象的なのはLとRという音の違いです。日本人であり日本語を母国語としている以上、このLとRの音を使い分けるのはとても難しいものです。では、聞き分けることができてから、英語を使おうと思っても、それは本末転倒で、正直無理です。音の聞き分けは、英語モードのスイッチを押してから徐々に分かってくるものです。

 

また、様々な文化では、Rの音をしっかりと発音する文化もあります。例えば英語でPark(パーク:公園)という言葉があります。これを、ギリシャの人やネパールやインド、アラブなどでは、パークとは発音しません。ではどのように発音するかと言うと、「パルク」というように発音します。もちろん、中には「パーク」と発音する人もいるでしょうが、その文化の中ではRの音は「ル」というように下を巻いて音をしっかり出します。

 

このような世界の英語は学校の教科書では教えてくれません。しかし、世界の人口的に見れば、英語を母国語としている人はたったの5%程、その他の地域では英語を第二言語として利用するということになります。つまり、世界の英語にはそれぞれに根付いた言葉からの音というものがある訳です。

 

日本人には日本英語的な発音があったってよい訳です。もちろん正確に音を発せられればベストですが、まずはLとRが混在して使っても大丈夫です。コミュニケーションとは、音だけではなく、人と人との交流のエネルギーや雰囲気というものも加わります。例えば、発音を間違えても、その交流のエネルギーの中で、相手にちゃんと伝わります。逆に、相手の発音が自分の発音と違ったとしても、「あー、こういうことを言いたいんだな」というように分かります。

 

まずは、発音を気にせず、とにかく英語を使っていくことです。英語スイッチを押して、スキルが上がってくれば、自然と発音の違いにも注意が向き、ナチュラルに正確な英語の発音になってくるでしょう。

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